2011年6月2日木曜日

グラフィックボードについて




















最近のマザーボードはグラフィックボードの端子(もちろんDVIのみ)が内蔵されているタイプが出てきました。

グラフィックボードとは画像をPC本体から液晶ディスプレイに送信するという、視神経のように大事なパーツです。
私たちが製作するのは画像処理パソコンですから、いつもグラフィックボード
(ビデオカードとも)はクライアントの予算内で性能重視で選んでいました。

しかしハイエンドのグラボであれば単純によい訳ではありません。
ビデオカードは上位機種になればなるほど3Dとか動画処理など、
ゲームに特化したような性能になっていきます。
そしてむやみに高価になっていきます。

私たちの主たる目的は写真という静止画の処理ですから、グラフィックボードひとつであまりにオーバースペックになったり、予算超過したりしても本末転倒になります。要はきれいに、発色も安定して液晶ディスプレイが表示されれば良いのです。

こうした考えで今までパソコン製作してきましたが、そんな中で最近登場してきたDVI端子付きのマザーボード(掲載写真上)。見た目は昔、グラフィックボードがまだまだ高価だった時代の「オンボードD-Sub15ピン」を彷彿とさせますが、中身や機能はまったく別物なのだそうです。

ちなみに「オンボードD-Sub15ピン」とは、マザーボードにアナログ(当時のブラウン管)ディスプレイからの接続端子が直に挿せるようになっている、10~13年くらい前のPC標準仕様です。

さて、その新型DVI端子付きのマザーボード。こいつは果たして単体パーツとしてのグラフィックボードのスペックにどこまで迫れるか・・・。
と思っていましたが結論から言うと、大丈夫。
単体パーツに比べて遜色ない、鮮明で解像度が高く、色調も良好な画面表示が得られました。
これならこれからはDVI端子付きのマザーボードは重要な選択肢となり得ます。
ただし、その場合はグラフィックボードとマザーボードの不具合が一蓮托生になる、ということは意識しておかなければならないでしょう。

ま、もとより、マザーがいかれたらPC本体がジ・エンドな訳ですが・・・。

弊社は、パソコンのパーツ選びのように多様な選択肢がある分野においては、いつも部分最適ではなく、全体最適を選択しよう 、と心がけています。

ちなみにウチは動画処理パソコン製作もやってますよ。
グラボは上位機を使います。そうした場合は。

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