2011年11月7日月曜日

HDDの価格高沸!しかも品薄です。トホホ・・・

ひさしぶりの更新ですが、
パソコン自作派にとってきびしいニュースです。

先のタイ大洪水の影響で、内蔵型ハードディスクの
価格がむやみに上昇しております。

2TBで7,200回転あたりが最近の当社パソコンに搭載の
標準装備ですが、こいつの値段がいまや・・・

2万円台前半!

タイ洪水以前は9,800円とかだった仕様のモノが、です。

しかも一人一個の購入制限付き!

でもそれすら恵まれている方かもしれません。
なぜならエリアによっては在庫ゼロのショップもあるみたいですから。


う~ん困った。


いやぁタイってハードディスクの一大生産地だったんですね~
パソコンパーツなんか簡単にショップで買ってくるだけで、
その性能を享受してきたけれど、そもそもの生産のことなんて
顧みることはあまりありませんでした・・・

もともと自作パソコンのパーツって、ここ数年は大きな値下がりが
必ず、絶えず進行していました。グラボだろうとマザボだろうと
おおよそ3ヶ月単位での新製品登場と、それに伴う値下がりは、
市場ではほとんど約束されたようなものでした。

そんな世間に何の疑問も持たず今まで過ごしてきましたが、
こういう時、そうしたある意味脆弱なシステムは一気に崩壊するってこと、
いやでも気づかされますね。

東日本大震災の時だって生産拠点の破壊でビールの缶みたいな、
普段何の疑問も無く使い捨てているものが流通止まるし。
容器が無ければ中身の液体があっても商売には到底ならない。
流通に載せられないから。

やっぱりアウトソーシングとか一極集中だとか、分散と集中だとか、
物事にはいろいろ多面的な要素があるもんです。

そうした話はさておき、画像処理専用パソコンの製作や
修理などはどうするか・・・ハードディスクがなければ
パソコンはただの箱ですから。

SSD(ハードディスクの新規格)はまだまだ高値の花だし
(1個で7万円とかします)、容量も少ないものしかなく、
画像処理にはまったくもって力不足です。

いわゆる外付けHDDを買ってきて、プラスチックケースを
開け、中身(=内臓ハードディスクそのもの) を使う手もあります。
外付ハードディスクは、単なるパーツとしてのHDDに比べると
割高ですが、中身はおんなじです。
背に腹は替えられない。
でもこの場合、以下の問題が2つあります。

・メーカーの保証対象外になってしまう(ケースを開けた時点でアウト)。
・ハードディスクの回転数が購入前に確認できない
(回転数:HDD内のディスク回転速度のこと。数字が大きければ
それだけ読み書きの速度が速いので性能がいい)

特に回転数はウチはこだわりたいポイントで、7,200回転未満だと
RAWデータの読み書きに支障を来たす可能性があるんです(経験上)。
やっぱり予算の制限はあるけれど、求めうる最高のパフォーマンスで
PCは組み立てたいじゃないですか。

だから外付けHDDの選択も考えもの。


このままタイが回復するのを待つしかないのか・・・
こんなことなら先に仕入れておけば良かったが・・・後の祭り。


グローバル経済というものを意識せざるを得ない事態です!
このまま大洪水が長引けば(もうすでに長引いてますが)、
影響はパーツのみならず、製品版のPCの価格高沸などに
現れてくるでしょう、

まぁ、東北人としては、水の災害に対しお見舞いを申し上げたい
気持ちは当然ありますが、まさにこの世は「一寸先は闇」ですね。