2011年8月6日土曜日

営業写真館の大会に出展させていただきました





去る8/3と4日、北海道写真館連合会(通称「道写連」)主催の
「第59回 旭川大会」に、業者として出展させて頂きました。

夏に毎年、日本各地で開催されている、いわゆる写真業界の
集まりの北海道版です。
「夏は大会シーズン」。業界ではそれが暗黙の約束事であり、
業界の風物詩です。

今回、道写連の集まりには初めて参加させて頂きましたが、
当社は基本的に「機械屋」ですので、出品品目は他エリアの
大会と同様でした。

・イチ押しの昇華型フォトプリンター「DS40」「DS80」

高性能&安価なキャリブレーター「Spyder3StudioSR」と 
 正しい使用法(コレ大事です)

・画像処理に特化したWindows自作組み立ての
  当社オリジナル高性能パソコン

・容量も枚数も増加する一方の画像データに関し、画像一元
 管理に劇的に役立つサーバー機
(もはや外付けHDをその都度、対処療法的に追加していく
  時代ではありません)

・A3ノビ見開きアルバムを実寸で編集できるナナオ製の
  ColorEdge30型ワイドディスプレイ

・クリップオンストロボに装着し、自由に形を変えられる
  新発想のディフューザー「FlashBender」。ライトをバウンス
  させようもない位、高い天井下での集合撮影などに便利。

・ノートパソコンや液晶ディスプレイを外光の影響から隔離し、
  正確な色評価に貢献するモニターフード各種

アルバム紙面編集の革命的ソフト「DgFotoArtGold」と、
 それを駆使したアルバム制作内製化の提案。

・当社オリジナルのアイディア紙製品(窓付きの証明写真袋、
  ページ数を自由にできる台紙、集合写真用クリアーホルダー
  など)


そして目玉は中判デジタルカメラのエース2機種。
「PhaseOne645」と「Mamiya645DF」。それに付随したデジタル
バック各種(最新IQシリーズもラインアップ!)も同時出展。
もちろん実際に実機に触れていただきました。シャッターチャンスを
逃さない、スピードのあるオートフォーカスや、35ミリフルサ
イズ機と変わらぬ取り回し性(女性の手持ち撮影も十分可能
です)、口径の大きなレンズの魅力、同調するRAW現像ソフト
 「CaptureOne6」の多彩な機能、それでいて価格は130万円
程度にまで下がり(2,800万画素でもその値段です)、キャノンや
ニコンのハイエンド機種オプション付きとあまり変わらないレベルに
なってきたことなど、プロ撮影の皆様に十分にアピールさせて
いただきました。


また、同時にカメラボディはハッセルやRZ67なども取り揃え、
営業写真館にとってはなじみのある機種と最新デジタルバック
との組み合わせによる操作感も体験していただきました。

もはや業務機は民間機「カメラ」でなく、こうした専用「写真機」
を使わなければ、ライバルとの差別化は難しいのではないで
しょうか。昔の写真師が4×5カメラにこだわったように。

昇華型プリンター「DS40」「DS80」も自動ラミネート機能と
超高画質で、使い勝手もよく、「今まで最高だと思っていた
既存プリンターの上を行く高画質」 と好評でした。
やはり16bit対応のプリンターは格が違います。

ということで、デジタル撮影フローは撮影(データ入力)から
プリント(出力)までのたくさんの工程がありますが、そこには
色々なソフトやデバイスがかかわる訳です。
ここをスムーズに効率よく、品質を落とさずにセンス良く行うのが
プロ写真であり、また、当社のノウハウ部分でもあります。
この過程のいづれかでデバイスやソフトの性能を妥協してしま
ったり、妥協でなくても間違った使い方をしたりすると、そこで
画質がグンと落ちます。特にせっかく中判デジカメで撮影をし、
最高級画質を追求したにもかかわらず、その後の作業フローで
画質を落としてはまったく本末転倒です。ホワイトバランスや
照明色温度の正確な測定といった基本をおろそかにせず、
RAW現像ソフトもパソコンの性能も、周辺物だからといって
妥協しない機材選びが大切です(しかも、昨今ではデフレのため
高機能でも価格はそれほど高くありません)。また、それだけでなく、
普段はあまり触らないフォトショップの内部設定機能や、モニター及び
プリンターの「正しく」「実務に役立つ」キャリブレーションなど、
とにかく一貫して多岐にわたって詳しくなければなりません
そこが大事です。

ネガフィルム時代の「カン」「経験」「感性」「営業年数」だけでは
ない、デジタル時代ならではの正確でシビアな仕事を確立する。
一般の人とは明らかに違う、(無理をしない範囲での)高級最新の
機材で勝負する。こうしたことが写真館の新しい店舗コンセプトに
なり、文字通りの看板になっていって欲しいと私は考えています。


今回の大会は旭川駅前のホテルで開催されました。
エリアを問わず郊外の温泉保養地などで開かれることが多い
写真館大会ですが、今回は珍しく「都市型」でした。
駅隣接でしたから、JRなどで来会しやすい方も多かったのでは
ないでしょうか。
(とはいえ、ほとんどの方が車でお越しになりますが・・・)
まぁ、北海道は広いにもかかわらず、大会は全道で1箇所開催
ですから、交通手段が複数確保できる場所の方がいいかも
しれませんね。

来年は函館、湯の川温泉で開催されるそうです。
温泉マニアの私としても楽しみです!
(遊びじゃないんですが・・・)

来年も伺わせてください。
関係者のみなさま、今回どうもありがとうございました!
また、よろしくお願いいたします。

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